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レイノー病対策 手足冷やさぬ

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寒い季節になると手足の指先が白くなり、冷たくしびれて痛むことはありませんか?

このような症状をレイノー現象と呼びます。冷たい水に触る、冷気に触れるといった寒さによる刺激や精神的ストレスによって、手足の先の小さな動脈が収縮し、血液の流れが悪くなるため、指先が白くなったり紫色になったりするのです。

レイノー現象を引き起こす原因となる病気がある場合レイノー症候群、原因となる病気が不明の場合をレイノー病と呼び、二十~四十歳ぐらいの女性に多く見られます。

レイノー症候群の原因となる病気としては、膠原病がもっとも多く、特に全身性硬化症(強皮症)では80%以上にレイノー現象が見られます。

この病気では皮膚が固くなり、肺や腎臓が障害され、食道炎も起こすなど全身に症状が出てくることがあるので注意が必用です。そのほかの原因としては、動脈硬化などによる慢性的な動脈の閉塞、神経や血管の圧迫、振動工具(チェーンソーなど)やキーボードの使用による職業病があります。

治療としては、原因となる病気がある場合にはその治療が第一です。レイノー現象に対しては、血管を広げる作用の薬や、交感神経の作用を抑える薬などを使い、症状を和らげます。

しかし、一番大切な事は日常生活での注意です。まず手足を冷やさない事。寒い季節には手袋をし、炊事や洗濯のときには、冷たい水は避けてお湯を使うなどの対策が重要です。

普段からの疲労やストレスを避けることも大切です。さらに、たばこは血管の収縮を引き起こし、症状を悪化させるので禁煙が必用です。

「レイノー病かな」と気になる場合は、まずかかりつけの先生に相談しましょう。